■新庁舎建設の経緯について 築55年を超えた役場庁舎は地震で倒壊する危険性がありながら、構造上改修が不可能と診断されました。また東日本大震災で機能を失った周辺の役場を見た町民のみなさまから庁舎新築の声が高まり、20年ほど積み立てた庁舎建設基金をもとに、庁舎建設に踏み切りました。
■設計・施工へのご要望として 新庁舎は木をふんだんに使い、木造公共施設のモデルにしたいと考えました。町の人々が愛着を持ち、子孫に誇れる建物を後世に残すよう、できるだけ住田町の木材を使い、施工には地元の力を活用してほしいという条件を、企業体に提示しました。
■前田JVの仕事ぶりについて 町の職人と地元の建設会社、東京の前田建設のコラボレーションには、新たな可能性を感じています。地元の大工は工場生産された大きな資材を組み立てる現場を見て、大いに刺激を受けているようです。外装・内装工事が始まり、地元の大工が本領を発揮するのも楽しみです。
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町民ホール レンズ型木造トラス梁とラチス耐力壁で実現する大空間。災害時には建物にトラックを横付けして大きなドアから物資を搬入し、後方支援拠点の役割を担う。 |
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2階執務スペース レンズ型木造トラス梁とラチス耐力壁で、柱のない大空間を実現した。 |
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