■復興道路にトンネルを通す
現在、大船渡~釜石間を車で往来するには現国道45号の「鍬台トンネル」を抜けるルートが主流です。しかし、トンネルまでの峠が急峻であることから冬場の道路凍結事故などにつながりやすく、兼ねてより問題視されてきました。
■品質と施工スピードの両立を
将来、トンネルの覆工コンクリートが劣化して剥落することがあれば第三者被害の原因にもなります。したがって、コンクリートの品質をしっかり担保していただき、丁寧な仕事をしていただくことが発注にあたっての大前提でした。
■看板トンネルを前田に託す
本坑と避難坑4つの切羽(掘削面)を同時に進め、1日に行う発破の回数も多いので、安全第一でこれからも作業を進めていただきたいと思います。 |
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■復興道路・復興支援道路の整備効果 ■走行時間の短縮 走行速度の向上や走行経路の短縮により、定時性の確保や走行経費の削減が図られ、 信頼性の高い物流経路・生活基盤が確保されます。 ■交通事故の減少 線形不良・隘路区間となっている峠部や、慢性的に混雑する市街地を回避することで、 交通事故の減少や冬期交通の改善が図られます。 ■地域間の連携・交流機会の向上 三陸沿岸地域の連携が強化されるとともに、内陸部との交流が促進され、産業、経済、観光等様々な 分野において地域発展への貢献が期待されています。 ■津波浸水地域を回避し、災害に強い道路ネットワークの形成 ■救急医療施設への搬送時間の短縮
■本坑構造断面図
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