シールドトンネルの施工全般を担当し、トンネル内にライブカメラを設置して全体を管理しています。現在、住宅密集地の下を掘進中であり、計測データを基に日々の掘進計画を立案すると共に、作業員一人ひとりに緊張感を啓発して、安全・着実な施工を心掛けています。また、今後は施工と並行して、ローカル職員が主体となって掘進管理ができるよう指導(人材育成)することが、私の一番重要な仕事となります。塔城公園の基礎杭撤去完了を機に結婚するローカル職員のためにも、無事に施工して、二人の門出を祝福したいと思っています。 |
シールドトンネルの施工計画や、それに必要な検討書の作成をしています。台湾の基準を理解し、日本の基準を踏襲して検討書を作成し、発注者に説明することが私の仕事です。現在は、シールドトンネルのダクタイルセグメントに内部支保工を使うかどうかを検討中です。それには、ローカルスタッフから発注者や設計コンサルタントに説明することが必要です。そのために、現在は日本の事例及び検討結果をまずローカルスタッフに説明し、内部支保工は不要であることを理解してもらえるよう努めています。 |
CG291標の上下線2本のシールドトンネルは、塔城公園の地下駐車場の下を通過します。現在、上行線掘進の支障となる駐車場の基礎杭(φ1500mm)4本の撤去が完了し、シールド掘進を再開するところです。シールドトンネルの施工では発注者から評価をいただいているので、しっかり施工して、さらに強い信頼関係を築きたいと思います。CG290は、現在地盤改良と平行して、発注者に設計変更の交渉をしています。井上課長が立案した計画に基づき、高雄地下鉄を経験した正岡副所長や和田課長の意見を活かして、安全に施工するよう頑張ります。 |
3台のシールドマシンは日本のメーカーに発注。1号機は、障害物をシールド機で直接切削ができるようメーカーとともに検討し、機械の性能と作業員の意欲で月進新記録を樹立しました。2号機は、基本設計でメーカーと搭城公園地下駐車場の基礎杭を人力撤去するためのマンホール配置や切羽までのアクセスを配慮し、苦渋作業の低減を図りました。また2号機と3号機を同型機とすることで製作コストを低減しました。今後も高い意識でトンネル施工を続けていきます。 |
シールドトンネルの工種の計画および設計変更の関係業務を担当。発注者への施工作業の段取りの説明および関連設計変更等の折衝も業務の一部です。初めて採用されたダクタイルセグメントは、台湾で製造して十分な品質を確保し、施工も順調に進んでいるので、自信を持っています。今後の難工事は、日本人エンジニアの工事アイデアや設計コンセプトを基軸として、台日スタッフ全員の協力で無事に乗り越えることができると信じています。また、日本の先進的なシールド技術を台湾の関係者にも学んでいただきたいと願っております。 |
この現場は規模が大きい都市土木工事であるほか、障害物の撤去、連絡トンネルの掘削など、技術的に難易度の高い内容を含んでいます。これらの要素を含む6本のシールドトンネルを3台のシールドマシンを使い、安全に計画通り施工を進められるように心がけています。また、高雄地下鉄での経験を生かし、トラブルを察知して対応することにより、これまでシールドマシンの大きな故障もなく順調に施工しています。海外にはこの現場のように一工区で何本ものトンネルを掘削する工事があります。これほど大規模な仕事を経験できることは貴重だと思います。 |