BDFを使用したダンプトラック 協力会社が保有するダンプトラックの燃料タンクを軽油からBDF に入れ替え、給油間違いを起こさないための燃料タンクステッカーと、PR用のステッカーを貼って走行しました。 |
前田建設は本再開発工事を環境経営のフラッグシップと位置づけ、カーボンゼロ・プロジェクトを推進。取り組みの柱として掘削土砂運搬車両にバイオディーゼル燃料(以下、BDF)を適用しました。当社は㈱アドバンと提携して東京都の環境基準に適合した燃料を製造し、様々な課題をクリアしてこれを実現させました。掘削工事で使用した延べ1万6300台の車両のうち9045台(約55%)をBDF車とし、施工中のCO2排出量を軽油換算で約480t-CO2削減することに成功しました。これは東京ドームのプロ野球開催日の電力25日分に相当します。 山留工事で採用したSMW工法は、大量の建設汚泥(産業廃棄物)が発生します。前田建設ではこれを改善するため、ゼネコン数社らと気泡掘削工法(以下、AWARD-Ccw工法)の共同開発を行っており、住宅棟で試験施工を行いました。ベントナイト系安定液を用いた従来の掘削に対し、AWARDーCcw工法は気泡を添加して掘削を行い、消泡剤入りのセメントミルクで山留壁を造成します。この試験施工で発生汚泥を6割削減できる目途が立ち、その後、当社が湾岸地域で施工する高層マンション現場などで実績を上げています。 現場での最終処分量削減には、徹底した産廃の分別が必須です。本工事では、分別ヤードに配置された産廃管理担当作業員が徹底した分別管理・指導を行い、排出データを産廃管理システムで一元管理しています。 |
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