INTERVIEW数値を精査するミクロの
視点からそこに
すべての
正解がある

経理 / 2012年入社

河崎 晃太

学生時代に発展途上国を旅した経験から、国の発展にインフラの重要性を感じ、海外で働きたいと考えていた。当時、前田建設は海外進出に意欲的な姿勢を見せており、「海外」「インフラ」のキーワードに合致し、入社の決め手になった。

決算の数字と向き合い社外に発信する。
適切に開示できたときに生まれる達成感。

現在の仕事内容を教えてください。

私は入社後、支店の経理部門に配属され、その後建築の現場事務を経験。現在は経理部監理グループに所属し、主計業務、連結決算業務を主に担当しています。具体的には四半期ごとの個別決算・連結決算数値の取りまとめ、新会計基準の適用対応、有価証券報告書や決算短信など開示資料である財務諸表の検討を行っています。中でも、最も力を注ぐのは決算書を取りまとめること。決算発表をするということは、会社の業績を開示することです。その過程には基準や法規に合致しているか等の確認が必要です。それらの数値は、一つ一つの現場の作業所から支店へ、支店から本店へ上がってきた数値であり、それを会社として社外に発表する。私たちは、その流れの最後の部分を担当しており、責任も大きなものがあります。それだけに、様々な議論や確認作業を経て無事発表ができた時には、安堵感と共に大きな達成感があります。

決算発表の主役、連結財務諸表を作成するやりがい。新会計基準「収益認識会計基準」の検討。

仕事を通して得られるやりがいは何ですか。

私は決算業務の中でも、連結決算が主担当。連結決算は、単に連結対象会社の数値を合算すればいいというわけではありません。連結対象会社から提出された財務諸表を合算した上で、グループ会社間の売買や賃貸借などの内部取引情報を詳細に検討し、財務諸表に修正を加えていく必要があります。こうして作成した連結財務諸表は、決算発表時の主役といえるもの。それだけに、やりがいも大きなものがあります。また現在、会計全般を任されていることから、2021年4月から新たに適用される新会計基準・「収益認識会計基準」の検討も進めています。従来、日本国内においては収益認識(収益を財務諸表上に計上すること)に関する包括的な会計基準はありませんでした。国際的な財務諸表の比較可能性の観点から、日本も新たな基準の導入が決定。売上計上時にどの部分の会計処理を変えていくことが適正なのか等々、新たな視点から検討を進めています。

ゼロから取り組んだ本店の財務・会計業務。
チャレンジする機会を与えられた実感。

これまでで印象に残った出来事を教えてください。

私にとって転機になったのは、入社4年目で本店経理部に異動となったことです。それまでは支店に在籍していましたが、支店と本店ではまったく役割も異なり、文字通りゼロからの出発でした。知識もなく何から手を付ければいいかわからない状態。とにかく会計に関する知識の吸収に努めましたが、やはり一番大きかったのは先輩方のサポートでした。何でも聞きやすい、相談しやすい雰囲気を作ってくれたことで、どんどん質問できるようになり、知識やスキルを短期間で吸収できたと感じています。もちろん、何でも聞けばいいというものではなく、まずは自分で考える、調べることを大切にしました。その上で先輩方から聞いた答えは、後で時間があるときに復習するなど、地道にひたむきに取り組みました。この本店配属は、「とにかく、やってみろ」とチャレンジする機会を与えられたことだったと思います。挑戦することを重視する、当社の風土を強く実感しました。

会社を俯瞰的にとらえて主体的に動いていきたい。
人と協働する意識が価値ある成果を生んでいく。

仕事をする上で大切にしていることはありますか。

私たちの仕事は単に数字に向き合っているわけではありません。数字というのは、各事業の活動を示したものにほかなりません。したがって数字の変化は、事業に何かしらの変化が生じたことを意味します。それらを俯瞰的にとらえて、主体的に動くことが求められていると感じています。たとえば、数値から現状を精査し的確に把握することで課題を明確にするなど、会計の立場から発信し、牽制・チェック機能を果たしていきたいと考えています。私が大切にしているのは、「人と仕事をしている」という意識。自分一人ではなく、様々な考えを持った人たちと相互理解、協働していることを意識することで、仕事を単なる作業に終わらせるのでなく、価値ある成果を生み出すことにつながっていくと思っています。今後、会計・財務のスキルを磨き、多彩な知識・情報を吸収することで、着実に成長していきたいと考えています。

ある1日のスケジュールOneday Schedule

7:50

出社。

早めに出社して、仕事の準備。

8:30

メールチェック。

前日の会計伝票の確認・処理。

9:30

システムのパッケージソフト更新作業。

12:30

会社の近くでランチ。

13:00

月次決算、数字の取りまとめ。

15:00

「健康経営」ワーキンググループミーティング。

17:00

次回の決算に向け準備。

連結対象会社と日程確認。

18:00

退社。

今後のキャリアについてCareer

前田の会計・経理スタッフ
として海外へ

私は入社時、海外で働くことを志望していましたが、その目標は今でも変わっていません。前田建設は海外にも拠点を有していますから、会計・経理スタッフとして、あるいは営業担当者として、海外で仕事をしたいと思っています。また新たな事業・業務へのチャレンジなど、様々な取り組みを通じて、社会の役に立ちたいと考えています。

※所属およびインタビュー内容は、取材当時のものです。

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